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任意売却の失敗談③(相談や依頼をする事務所を迷いすぎた)

複数の事務所へ相談するも、どこが良いのか決められず失敗した事例

45歳夫と専業主婦の妻、子供2人(小学生と中学生)の家族構成で、自宅マンションを購入して幸せに暮らしていました。住宅ローンやクレジットカードの支払いがありました。

ところが、ある日突然夫がリストラになってしまいました。夫もすぐに就職活動をしますが、年齢的にも再就職が難しく思うように進みませんでした。貯金と失業保険で何とかしのいでいましたが、家計が苦しくなってきたので、妻がパートで働くようになりました。

心配性の妻は最悪のことも考えて、いろいろとどうしたらよいのかインターネットなどを利用して調べ始めました。一方、夫は何とか就職しましたが、これまでの仕事内容とは全く違うものだったので大変でした。給与も以前より大幅ダウンでこれからは夫婦共働きでやりくりするようにしました。

家計の状況は、毎月マイナスでした。夫と妻の収入ではこれまでのような生活は難しく、一方、子供の塾などの教育費は増える一方でした。

妻は、借金の相談先を探しました。どこがいいのかよくわかりませんでしたが、料金が安そうなところを見つけてとりあえず相談に行きました。そこはある司法書士事務所でした。そこで、これからのことや借金問題の解決方法を聞きました。念のため、別の事務所にも相談に行きました。しかし、相談した2つの事務所で回答が少し違っていました。どちらが正しいのかよくわかりませんでした。

迷っているうちに住宅ローンの返済が遅れました。しかし、少しぐらい大丈夫と、自分に言い聞かせてごまかしていました。夫は慣れない仕事に忙しく時間をとって相談できません。2,3カ月過ぎた頃、最後と決めてもう1回別の事務所(当センター)に相談に行きました。

相談の結果、そのまま依頼をしました。任意売却の可能性もあったので、銀行に連絡をしましたが、既に債権譲渡をした後でした。遅かったのです。また、譲渡先のサービサーは、本件は安易な分割弁済案には応じない姿勢を示したので、任意売却は難航しました。

結局、任意売却はできませんでした。返済もできないので、自宅マンションは手放す方針に切り替えて債務整理をしました。採用した方法は、破産でした。

何がいけなかったのか?

奥様が余裕をもって情報を集めたところまではよかったのですが、実際に相談に行き、その対応の違いに戸惑ってしまった事例です。債務整理の相談先はどこでも同じかな、似たような感じかなと思いがちです。しかし、特に任意売却などが絡むと専門家によって回答が異なる場合もあります。

ここでは何らかの理由により、相談者の方が迷ってしまったため、対応が遅くなり任意売却に失敗してしまいました。

  • 1
    依頼する先を迷いすぎた

借金問題の情報を早めに集めたのでよかったのですが、その後につまずいてしまいました。最近の相談者の方は、お悩み事の解決に向けたぼんやりとした情報を取得していることが多くあります。

インターネットの普及が大きく寄与しているのでしょう。しかし、ご存じのとおり、インターネットやハウツー本は、個別具体的なケースにまでそのまま当てはめることができません。何となくイメージをつかむには有用ですが、鵜呑みにすることは禁物です。

複数の事務所に相談することは悪いことではありません。比較をして依頼する事務所を選べばよいと思います。しかし、リミットを決めて選ぶべきです。任意売却をを含む債務整理では、スピーディーな対応が求められることが多いのです。単に時間の問題でとり得る選択肢が異なることもあるのです。

専門家の中で回答が異なる場合もあります。どれも間違いを言ってはいないのかもしれませんが、やってみないとわからない事案があることも事実です。確実なことを相談段階では言いにくいものは、回答があいまいとなり相談する側に回答の意図がうまく伝わらないこともあります。

  • 2
    専門家選びに失敗した

相談に費やす時間は限定的であるべきです。しかし、この事例では、相談した専門家によって回答が微妙に異なり、誰が本当のことを言っているのかわからなくなったのかもしれません。迷っているうちに、時間だけが経過してしまい、結果、上手くいく可能性があった任意売却のチャンスを逃した可能性があります。

相談した司法書士や弁護士によって応対はさまざまです。しかし、一般の方がそれを理解することは難しいでしょう。司法書士や弁護士と接点を持つ機会は、人生のうち何度もありません。そんな中急遽、選択を迫られたので、今回の事例は仕方なかった部分があると思います。

皆さまは、同じような失敗をしないように十分気をつけましょう。

 

どうすべきだったのか?

今回の事例も、よく見られる失敗事例です。当センターにご相談に来られる方も、別事務所で相談を受けたが納得がいかずに来られる方も多くおられます。

失敗しないためには、どうすべきだったのか。今一度確認しておきましょう。やれることをやらずに終わってしまうのはとても残念なことです。

  • 1
    相談する期限を設ける

相談をする際は、ここまでという期限を設けましょう。だらだら複数の事務所に相談に行っても仕方ありません。任意売却はスピードが大切です。機を逃さないようにしなくてはいけません。

よさそうな事務所を2つ、3つぐらいピックアップして、相談をしましょう。その中で自分の希望に叶う専門家を選べばよいのです。

  • 2
    任意売却の専門家を選ぶ

相談する期限を設けるとして、一方で、効率よく相談をする必要もあります。つまり、任意売却の専門家を2つ、3つピックアップして相談をすべきでしょう。ただし、「もう少し早く相談に来てくれれば」とならないためには、1つの事務所で決めてしまうことも大切です。選んでいる猶予がないこともあるのです。この点は、相談者ご本人様では、気がつかないこともあります。

任意売却は法律、登記、売買実務、銀行実務などの総合的な対処が求められます。これをスピーディーに行う体制の整った事務所がよいでしょう。どれか一つだけの知識では相談者の回答にすぐに答えられない事態も想定されます。通常の各専門家は、業務範囲があるので仕方ありません。

これらを考慮して、賢い専門家選びをするようにしましょう。

 

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